「ヨウル トントゥ」
地元の方に教えてもらって、ずっと行ってみたかったカフェです。
営業日が限られていることもあり、実際に訪れるまでに1年近くかかってしまいましたが、おとぎ話の中に迷い込んだような世界観が忘れられず…。
それ以来、また行けたらと、そっと思い続けていました。
その話をカフェ好きの友人にしたところ、「行ってみたい!」とすぐに話が弾みました。
ちょうど予約開始のタイミングが近かったので、申し込んでみたところ、運よく予約がとれました。
せっかくの機会なので、「どこかでランチもできたらいいね」という話になり、ふたりで気になっていたピザ屋さん「リアエウ」へ行くことに。
焼きたてのピザを楽しみに、少し早めに出発することにしました。
森の中で、焼きたてピザを味わう休日ランチ|LIAEU
国道18号線から小さな道へ入り、車一台分ほどの細道をゆっくり進んでいくと、木々に包まれるようにして、小さなお店が現れます。


これまではテイクアウトのみでしたが、今回は念願のイートイン。
焼きたての熱々ピザを森の中で味わえると思うと、期待がどんどん高まっていきます。
早速、タープの張られたイートインスペースへ。
木陰とそよ風が自然のクーラーみたいに心地よく、テーブルに座るだけで、ちょっとしたガーデンパーティのような気分になります。

森の中ってこんなに涼しいのね〜

メニューを見ながら、ふたりであれこれ悩んで「ビスマルク」と「季節限定メニュー夏野菜のピザ」をひとつずつ、シェアをしていただきます。
ドリンクはスパークリングウォーターとアプリコットサイダーそれぞれ注文。
木のテーブルで待つ時間も、なんだか楽しくて、ウキウキ。

まずは、卵とモルタデラハム、マッシュルームにバジルものった「ビスマルク」が焼き上がりました。
黄身がとろりと広がって、ハムのやさしい塩味とコクのあるチーズの旨味がじんわりと口に残ります。
もう一枚は、ズッキーニやパプリカなど、夏野菜がたっぷりのったピザ。
夏野菜のピザは、旬のズッキーニやパプリカがみずみずしく、ベシャメルとの相性も抜群でした。

生地はパリッと軽やかで、もちっとした食感も


この後、特製スイーツが待っているので抑えめにしようと言い合っていたのに、気づけばふたりともぺろりと完食。
この心地よい空間で食べられる“熱々の焼き立て”は、やっぱり格別でした。
帰り際には、お土産用に3種類のピザをテイクアウト。

お店の方の、明るくてやさしい笑顔も印象的で、こちらまで思わず笑顔になってしまいました。

隠れ家カフェでスフレパンケーキを|JOULU TONTTU(ヨウル トントゥ)
ランチを終えたあとは、いよいよ本日のメインイベント。
ずっと訪れたかった、完全予約制のカフェ「ヨウル トントゥ」へ向かいます。
7月の営業日はこの日だけ。予約できるのは、わずか8席という特別感です。
緑あふれる浅間山麓、御影用水の上流沿いに、ひっそりと佇む隠れ家のようなお店です。

2年ぶりの訪問でしたが、やっぱり素敵でした。
アンティークの家具や調度品、装飾のひとつひとつが、まるで物語のワンシーンのよう。
どこを切り取っても、まるで絵画のような空間。「ここにいる時間」そのものが、贅沢に感じられました。

窓の向こうに広がるウッドテラスや緑のお庭もまた美しく、軽井沢の別荘に招かれたような、特別な気分にさせてくれます。



そして何より、お店の方の上品で穏やかな笑顔。あたたかな気配りに、気がつけば、心からくつろいでいました。
こちらでいただけるのは、名物の「スフレパンケーキ & 大人のプリン+季節のトッピングプレート」。
大人気の「大人のプリン」やミルクジェラート、フルーツのコンポートなどが盛り合わされ、このお店でしか味わえない、とっておきが、ひと皿にぎゅっと詰まっています。
魅力あふれる店内を眺めながら、パンケーキの焼ける甘い香りに包まれて… 待っている時間までもが、幸せなひとときに。


ぐりとぐらのパンケーキみたい〜♪
スキレットで焼かれたまま運ばれてくるスフレパンケーキは、熱々でふわふわ。
香ばしい表面にナイフを入れると、ほわっと甘い蒸気が立ちのぼり、空気のように軽やかな生地が、そっと口の中でほどけていきます。
目にした瞬間から、甘い幸せに包まれるスイーツのプレート。
どれも手をかけたやさしさが伝わってきて、どれも、それぞれに美味しかったなぁ。
中でも「大人のプリン」は、ほろ苦いカラメルと、ほどよい硬さのなめらかな口あたり。 ふっくら香るラムレーズンと、香ばしいキャラメリゼナッツの風味が重なって、シンプルながら深い味わいに。

パンケーキをそのままを楽しんだり、スイーツを少しのせてみたり、コンポートやジェラートを合わせてみたり…
気ままに味の変化を楽しめるのも魅力でした。

最後までふわふわのパンケーキ、しあわせ気分が続きました
ドリンクは、私はアイスコーヒー、友人はアイスチャイを。

穏やかな時間がゆっくりと流れるなか、会話も弾み、こころゆくまで軽井沢を楽しんだ午後になりました。

「実はあまり人に教えたくないな…」と思ってしまうほど、ときめきがぎゅっと詰まった、とっておきのカフェです。
森の中のピザ屋さんと、麗しの隠れ家カフェ。
どちらも観光地の中心から少し離れていて、通な人が知っている“ちょっとディープな軽井沢”を味わえた、贅沢な一日になりました。
軽井沢には、まだまだ心惹かれるお店がたくさんあります。
なかでも追分エリアには、気になりつつもまだ足を運べていない場所が多く、これから少しずつ、巡っていけたらと思っています。
📅 撮影日:2025.7.29
Ristorante LIAEW(リアエウ)
📍 長野県北佐久郡軽井沢町長倉5360-1
🚗 軽井沢駅から車で約12分
🕒 11:00~未定(17:00くらいまで)
📅 定休日:日曜・臨時休業あり(公式サイトで要確認)
🅿️ 駐車場あり
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📝 店内利用時はお手洗いのご利用ができないため、事前にお済ませいただくことをおすすめします
JOULU TONTTU(ヨウル トントゥ)
📍 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢町長倉 5429
🚗 軽井沢駅から車で約15分
🕒 完全予約制・営業日は不定期(Instagramで告知)
🅿️ 駐車場あり
🗺️Googleマップで見る
🔗 公式Instagramへ
🔗 公式ホームページへ
📝 Googleマップでは行き止まりの道に案内される場合があります。公式ホームページのアクセス案内を事前にご確認いただくのがおすすめです。