涼を求めて、真夏の軽井沢「白糸の滝」へ

今年も、厳しい暑さが続いていますね。

高原の町・軽井沢でも、真夏の陽ざしが容赦なく照りつけ、思わず涼を求めたくなる日々。それでも最近は、木陰に吹く風に、少しだけ秋の気配を感じるようになってきました。

暑さが続くと、やっぱり涼しい場所に行きたくなりますよね。

そんなときに思い浮かぶのが、「白糸の滝」です。

滝から吹く涼しい風と、さらさらと流れる清らかな水音が、体の中までスーッと涼しくしてくれるような気がします。先日、私もその涼しさが恋しくて、白糸の滝へ行ってきました。

今回は、その魅力を写真と一緒にお届けします。

途中で立ち寄った茶店での美味しいひとときも、どうぞご一緒に楽しんでくださいね。

白糸の滝で、夏の涼と癒しを体感

旧軽井沢から、森の中のドライブへ

白糸の滝へ向かう道のりは、ドライブそのものがひとつの楽しみでもあります。

旧軽井沢から三笠通りを進んでいくと、緑がだんだんと深くなっていき、なんだか気分もワクワクしてくるんですよね。

やがて道路の脇にお土産屋さんが見えてきたら、それが滝の入り口の目印。

さあ、ここから白糸の滝へ向かいましょう。

観光有料道路「白糸ハイランドウェイ」を通ります

美しい緑の車窓を楽しみながら20分ほどのドライブ♪

駐車場は滝の入り口の反対側まで広がっています

心地よい水音と一緒に滝までお散歩

滝へと続く遊歩道は、脇を流れる清らかな水が涼しげな空気を運んでくれます。

ヒンヤリとした風が肌に心地よく、自然と歩く足取りも軽くなります。

滝まではわずか5分ほどですが、この美しい遊歩道があまりにも気持ちよくて、ついのんびり歩きたくなってしまいます。

清らかな渓流の風景が続きます

二段の滝がお出迎え、こちらも爽快です

砂利のひかれた歩きやすい道を、150mほどで滝に到着

透き通る水が魅せる癒しの風景

高さ3メートル、幅70メートルにわたって、絹糸のように繊細に流れ落ちる白糸の滝。

その姿は、まるで美しい水のカーテンのようです。

この滝の水は、浅間山の地下を長い時間をかけて流れ、岩肌を通り抜けながら地上に湧き出したもの。雨となって地面に染み込み、滝として姿を現すまでには、なんと約6年もの歳月がかかるのだそうです。

そう思って眺めると、この一筋一筋の水にも、ちょっとしたロマンを感じてしまいますね。

特に真夏のこの時期は、青々と茂る木々と澄んだ空気に包まれて、滝の美しさがいっそう引き立ちます。この水の流れを見ていると、本当にリフレッシュできるんです。

ハイシーズンということもあり、多くの人で賑わっていました
この水の透明感、伝わりますか?

この美しい湧水は、中軽井沢の星野エリアを流れる湯川へと変わっていきます

白糸の滝の茶店で、ほっとする美味しいひと休み

懐かしい雰囲気の茶店で軽食タイム

白糸の滝の入り口には、どこか懐かしい雰囲気の土産物店や茶店が並んでいます。

この茶店では、手軽に楽しめる軽食がたくさん揃っており、つい目移りしてしまうほど。レトロな外観に思わず油断してしまいがちですが、その美味しさにはぜひ驚いてくださいね。

今回いただいた3品はどれも絶品で、特におすすめです。そのほかにも、信州らしいホットスナックや、地元の新鮮な野菜や果物が楽しめますよ。

炭火でじっくり焼き上げたヤマメの塩焼き

白糸の滝に来たら、ぜひ味わってほしいのが「ヤマメの塩焼き」。私のイチオシです。

炭火でじっくりと焼き上げられたヤマメは、クセがなく、ふわっと柔らかな食感が魅力です。

淡白ながらも、じんわりと広がる旨みが口いっぱいに広がって、思わず笑みがこぼれます。

滝を楽しんだあとの一口は、格別。アツアツのヤマメを頬張ると、旅気分が一気に盛り上がりますよ。

柔らかいので、頭から尻尾までペロリといただけちゃいます

ちなみに、以前は「イワナ」の塩焼きが出ていたこともありました。どちらに出会えるかは、その日のお楽しみですね。

懐かしさを感じる、温かい五平餅

もうひとつのお楽しみは、甘辛味噌の香ばしい「五平餅」。

もちもちのごはんにたっぷりと味噌だれが塗られ、炭火で焼き上げられた、中部地方の伝統的なおやつ。

こうして旅先でいただくと、素朴な味わいが心に染みます。

あたたかくてモチモチした食感で、ほどよく小腹を満たしてくれるのも嬉しいですね。

粗めにつぶされたご飯と、甘さ控えめで重すぎないタレが絶妙です

種類が豊富で迷ってしまいます

信州と言えば!の「おやき」です

「わさび豚まん」食べてみたいな

優しい味わいの「鹿まん」。「しか」の文字が可愛い

信州りんごの絶品ソフトクリーム

そして最後に、ぜひ味わっていただきたいのが、信州りんごのソフトクリーム。

「高原バニラと信州りんごのミックス」は、クリーミーなのに後味はすっきり。

甘酸っぱいりんごの風味と、まろやかなバニラがとてもよく合っていて、爽やかな満足感が広がります。

想像以上にりんごの味わいが濃厚で、まるでりんごのスイーツを食べているような贅沢さも。

ソフトクリームは、「高原バニラ」「信州りんご」「バニラとりんごのミックス」の3種類から選べます。

軽井沢の旅の思い出に、ぜひ信州の味をひと口どうぞ。

旬の果物や地元野菜もお楽しみ

夏の味覚を楽しめる軽食や、お土産にぴったりな果物も並んでいます。

特に目を引いたのは、完熟の桃。
売り場に近づくと、ふわっと甘い香りが広がってきて、思わず手に取りたくなってしまいました。

ほかにも、信州ならではの新鮮なとうもろこしや、立派なブドウの房がずらり。高原の空気の中で育った野菜や果物たちは、どれもツヤツヤと美味しそうです。

高原のトウモロコシは最高です

暑い日にピッタリ

なかなかの高級品、とっても美味しそう

お土産にしたい山梨の桃や信州のブドウがいっぱい

お腹に余裕があれば、焼きもろこしも試してみたかったなぁ

見ているだけでも楽しくなるような、旬の恵みがいっぱいでした。

撮影日:2024.8.8

幻想的な夜を彩る「真夏のライトアップ2025」

白糸の滝では、夏や冬に期間限定のライトアップイベントが行われています。

なかでも真夏のライトアップは、涼やかな光と滝の水音が響き合い、昼間とはまったく違う幻想的な景色に出会える人気のイベントです。

2025年は、7月25日(金)〜8月31日(日)のあいだ、毎週金・土・日曜日に開催予定
7月25日〜8月10日は19:15~21:00、8月15日〜31日は19:00~21:00です。

光に照らされた滝は、まるで物語の一場面のよう。夏の旅の思い出に、ちょっとロマンチックな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

また、冬のライトアップもおすすめですよ。

雪景色のなかに浮かぶ滝の姿は、とても静かで幻想的。

開催時期は年によって異なりますので、公式サイトで最新情報をご確認ください。

白糸の滝(軽井沢)
📍北佐久郡軽井沢町長倉(白糸ハイランドウェイ沿い)
🚗 上信越道・碓氷軽井沢ICから車で約50分(白糸ハイランドウェイ経由)
🚃 JR軽井沢駅から草軽交通バス(草津温泉・北軽井沢行き)で約20分、「白糸の滝」停留所下車 徒歩約3分
🅿️ 駐車場あり(約200台)
💡入場無料(※白糸ハイランドウェイは有料道路)
🔗Googleマップで見る

詳しくは 白糸ハイランドウェイの公式サイトをご確認ください。


今回の記事が、少しでも夏の涼をお届けできたなら嬉しいです。これからも、また軽井沢の素敵をお届けするので、気軽に遊びにきてくださいね♪


ここまで読んでくださったあなたに感謝を込めて… よい一日を。

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