先日、あしかがフラワーパークに行ってきました。
ゴールデンウィーク中に大藤の話題をよく見かけて、「そういえば、しばらく行ってないなぁ」と、ふいに思い立ち、県をまたいで休日ドライブへ出かけることにしました。
軽井沢から足利までは、北関東道を使って1時間半ほど。思っていたよりもずっと近くて、ちょっとびっくりです。

あしかがフラワーパークを訪れるのは、なんと10年ぶり。
最初に行ったのは、夫とふたりで。大藤がちょうど見頃を迎えていて、その迫力と美しさに、ふたりともすっかり魅了されました。
きばな藤や白藤は、まだ咲き始める前で、「ほかの藤も満開のときに見てみたいね」と話したのをよく覚えています。
その数日後、今度は母を誘って三人で再訪。大藤はまだ見頃が続いていて、きばな藤や白藤もちょうど花を咲かせ始めていました。
花が大好きだった母と並んで歩いた藤のトンネルは、今も心に残る大切な思い出です。
あの藤たちは元気かな、園はどんなふうに変わったかな… そんなことを思いながら、久しぶりの園へと向かいました。

まずは、あの樹齢160年を超える2本の大藤のもとへ。
花はほとんど終わっていましたが、まるでカーテンのように枝が揺れる姿はとても優美で、満開時の感動がよみがえってきました。
目をこらすと、まだ咲いている花も少しだけ見つけられます。10年前の感動がじんわりとよみがえってきました。



今回のハイライトは、なんといってもバラ園でした。
咲き始めのバラたちはどれも生き生きしていて、園内を歩くたびに心がときめきます。
色や形、香りもさまざまで、「どの子がいちばん好き?」なんて話しながら、すっかり夢中に。


今回撮影したバラの写真のなかで、お気に入りの一枚はコレ!


バラのほかにも、まるでルノワールの絵の中にいるような「色彩のステージ」や、大好きな芍薬も咲いていて、見どころがいっぱい。

芍薬は、白・ピンク・赤紫と色とりどりで、どれもほんとうにきれい。思わず写真をたくさん撮ってしまいました。

園内はどこを歩いても美しい花々に囲まれ、飽きることがありません。
10年前と比べて、木々がぐんと育っていて、緑のボリュームが増したような印象です。植えられている植物も多くなったように感じて、ますます魅力が増しているなぁと感じました。
まだ整備中の場所もあって、これからも進化していく予感。藤だけじゃなく、どの季節に来ても楽しめそうです。

夕方まで園内でのんびり過ごして、日が暮れるのを待って、ライトアップへ。
夜の帳が下りると、あたりは一気に幻想的な雰囲気に包まれます。
それぞれの花に合った照明が施され、暗闇に浮かび上がる花の色…… まるで、大人のための夢の国みたい。
とくに、夜のバラ園は初めてで…そのロマンティックな空気に、しばらくうっとりしてしまいました。

※2025年の「あしかがフラワーパーク ふじのはな物語」は、4月12日〜5月18日まで開催予定。
詳しい開花情報やイベントの詳細は、公式サイトをご覧くださいね。
▶︎ あしかがフラワーパーク公式サイトはこちら
花に囲まれて、終始にこにこの一日。
園内でも、みんな笑顔で写真を撮ったり、のんびり歩いたり。
花って、見ているだけで気持ちを明るくしてくれますよね。
特に藤棚の下に立ったとき、木からあふれ出すような生命力を感じました。
気のせいかもしれませんが、パワーをもらったような気がして、なんだか元気になったみたいです。
また必ず、訪れたいなと思える場所でした。
📅 撮影日:2025.5.8