前回(北軽井沢編)に引き続き「冬の滝めぐり」後編をお届けします。
2023年の軽井沢、「今年の雪は少ないな〜」と思っていたけれど、2月中旬に20センチを超える雪が積もりました。
その翌日、空は晴れ、気持ちの良い青空が顔を覗かせてくれてウキウキ気分。
「いつもにも増して美しい滝が見られるに違いない」、そんなワクワクする気持ちで滝見物へ向かいました。
目指すのは「竜返しの滝」と「白糸の滝」。軽井沢の名瀑の冬景色をお楽しみください。
竜返しの滝
軽井沢の滝といえば「白糸の滝」が有名ですが、同じエリアにあるこの「竜返しの滝」は穴場的なスポット。周りを気にせずじっくりと滝の流れを堪能できます。
白糸の滝を源流とする湯川にある滝で、落差は10mほどですが水量はたっぷり。真下に落ちる水の流れはとてもダイナミックです。
夏の清々しい滝の風景も最高ですが、雪に囲まれた光景もとても素敵でした。
この日は滝の上部に氷のアーチができていて、氷の下を流れる滝の様子がとても美しかったです。流れる様子を動画でどうぞ
駐車場から10分ほど。前日に降ったフワフワの雪をかき分けながら、沢沿いの道を進んでいきます。
滝までの行程も気持ちいいです♪
夏の様子
高原の緑に白い滝が目にも心地よい。遊歩道を歩きながら森林浴で身体の底からリラックス!
撮影日(冬)2023.2.12(夏)2022.8.20
基本情報
アクセス | 長野県北佐久郡軽井沢町長倉小瀬 Map |
交通 | <車>上信越道碓氷軽井沢ICより 約40分 <バス>JR軽井沢駅から草軽交通バス/草津温泉・北軽井沢行き 約20分 小瀬温泉停留所から徒歩で15分ほど |
駐車場 | あり/5台 |
「信濃路自然歩道」という遊歩道を使い、「白糸の滝」まで歩いていくこともできます。
「信濃路自然歩道」は三笠(バス停)から峰の茶屋(バス停)まで約11キロ・約4時間の行程。
「白糸の滝」「竜返しの滝」を廻り、沢のせせらぎを聞きながら森の中を散策できるハイキングコース。近いうちに歩いてみたいと思っています。
白糸の滝
軽井沢の名所として知られる「白糸の滝」。
S字を描くように湾曲した黒い岩肌から無数の湧水が流れ落ち、水のカーテンのような風景を描いている滝です。
白い絹糸のように繊細な湧水は浅間山に降った雨が浸透し、6年ほどの時をかけて地下水となったもの。
活火山である浅間山の地熱のおかげで年間を通して水温は11.8度ほどなのだそう。なので冬でも凍ることはありません。
雪景色と何条もの白糸が織りなす滝の風景は冬ならではの美しさと言えるでしょう。
白糸の滝は人出が多く幅が70mもあるため、巧く写真に収めるのが難しい…。ということで、こちらも動画でどうぞ
遊歩道に沿って流れ下る「湯川」。雪の白と苔の緑のコントラストが素敵です。
白糸の滝から流れ落ちた湧き水が湯川となり、やがて千曲川に合流します。
売店に寄り道♪
白糸の滝の入り口前、駐車場の近くには土産物店や茶店が立ち並んでいます。
いつも目を引くのは「イワナの塩焼き」!身がフワフワです♪
この日は「イワナの塩焼き」と珍しさに惹かれた「鹿まん」を頬張りながらレジャー気分を満喫することに。
「鹿まん」は優しい味わい。「しか」の焼印が可愛い♪
夜は「真冬のライトアップ」へ
この冬最後のライトアップイベントが行われるので、日暮れを待ち再び白糸の滝へやってきました。
華やかで幻想的な雰囲気が夜の滝を包み込みます。
バレンタインシーズンということでハートをイメージしたライトアップが随所に。
夜空に森の木立が可愛らしく照らし出されて、ハッピーな気分になりました。
撮影日 2023.2.12
基本情報
アクセス | 長野県北佐久郡軽井沢町長倉 小瀬(白糸ハイランドウエイの途中) Map |
交通 | <車>上信越道碓氷軽井沢ICより白糸ハイランドウェイ経由 約50分 <バス>JR軽井沢駅から草軽交通バス/草津温泉・北軽井沢行き 約20分 白糸の滝停留所から徒歩で3分ほど |
駐車場 | あり/200台 |
参考HP | https://karuizawa-shw.com(白糸ハイランドウエイ) |
備考 | 入場無料は無料 白糸ハイランドウエイの通行料が必要です(普通車500円) |
軽井沢の名所「千ヶ滝」も良い所。いつか紹介したいな〜
高原を流れゆく滝の冬景色はいかがでしたか?
銀世界の渓谷にも自然の寒さで凍りついたキラキラの氷にも、目を奪われてばかり。
何度も滑って転びそうになりながらの楽しい“おでかけ”になりました。
3月に入ってから、窓の外は眩しい春の陽光が輝いています。春が来るのは嬉しいけれど、冬が終わるのも何となくさみしい。
透き通るような冬の美しさを愛おしみながら…もう少し…。冬の余情にひたってみます。
ここまで読んでくださったあなたに感謝を込めて… よい一日を。