軽井沢は寒冷地。夏は涼しく快適な反面、冬はとても冷え込みます。
1月、2月は平均最低気温は‐8℃前後。
最低気温が-10℃以下になり、日中の最高気温が氷点下となる真冬日が続くこともあります。
移住当初は未知の寒さにオドオドしていたけれど、3年目の今はもう慣れたもの。足元から頭まで暖かい服装で外に出れば大丈夫だということも分かったし、その日の気温に合わせた装備をする知恵もついたみたい。
2月中旬、真冬の軽井沢。寒い冬だからこその美しい風景をいっぱい見たいから、あちらこちらへお出かけです。
今回のテーマは「冬の滝めぐり」。
夏は清涼感たっぷりの美しい滝が、冬にどんな表情を見せるのか。
2回に分けてご紹介します。
水の飛沫の一粒一粒が作り出す結氷と、キーンと冷えた水辺の冬景色をご鑑賞くださいね。
まずは標高1,120m「 北軽井沢」の名瀑へ
まずは、冬らしい滝の様子が見られるであろう「北軽井沢」へと出かけました。
「北軽井沢」は軽井沢より少し寒さが厳しい土地柄です。
目指すは北軽井沢最大の滝「浅間大滝」とその下流にある「魚止めの滝」。滝の周り、凍っているのかしら?
浅間大滝
高さ12mほどの「浅間大滝」は滝の目の前まで近づくことができる、とても壮観な滝です。
水量も豊富で飛沫の音も元気いっぱい。迫力があります。
この日の気温は-2℃ほどで日中でもひんやりしていましたが、水に近づくと更にキーンとした冷気に包まれます。
どんな様子がドキドキしましたが、滝の両端に美しい氷柱ができていました。
自然が織りなす造形の美しさに、寒さを忘れついつい滝をずっと見つめてしまいます。
どこまでも繊細な氷や氷柱、堂々たる水の流れ。▲動画でどうぞ
渓流の岩肌にできた氷もあちらこちらで見られます。透明感が美しい〜
その日その時々で氷の大きさも形も変わるのでしょうね。
夏の様子
涼感いっぱいの夏。光を受けた滝のしぶきと木漏れ日に癒されます。
魚止めの滝
「浅間大滝」と同じ駐車場から下流へ徒歩5分ほど。「魚止めの滝」へ向かいます。
「魚止めの滝」は3段の優雅な流れの中に幾つもの小さな滝が連なっています。奥行のある見事な滝です。
こちらもなかなかの迫力。
ここから上流には魚が登って来られない…。そんな名前の由来にも頷けます。
岩肌の所々に残った雪と凍りついた水飛沫がキラキラ。
夏の様子
夏の暑さも吹き飛ぶ清涼感。
素足を浸してはしゃぎたくなります。
浅間大滝とセット行けるのが嬉しいところ♪
撮影日(冬)2023.2.9(夏)2022.7.8
浅間大滝・魚止めの滝へのアクセス
アクセス | 群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢 Map |
交通 | <車>上信越道碓氷軽井沢ICから 約50分 駐車場からそれぞれ徒歩5分ほど <バス>JR軽井沢駅から草軽交通バス/草津温泉・北軽井沢行き 約41分 北軽井沢停留所から徒歩で30分 |
駐車場 | あり/20台 |
参考HP | http://www.kita-karuizawa.jp/guide/ootaki.html |
滝までの遊歩道は凍結したりぬかるんでいたり。
滑りやすいので気をつけましょう。
北軽井沢の滝を訪れた二日後、軽井沢町に20センチ程の雪が積もりました。
「雪景色と冬の滝を見られるチャンスを逃すまい!」と続けて軽井沢町の名瀑を見物に出かけました。
その様子は、次編(近日公開)をご覧くださいね。