寒くない? 1月の軽井沢、暖かな日の冬散歩

しばらくぶりのブログを書きます。

年始から続いていたハレの日の空気感は消えてゆき、我が家にも日常が戻ってきました。

今年は穏やかでありながらも活動的になることが目標。これからは以前よりもカジュアルに、感じたことを沢山記事にしていきたいと思っています。

2024年もよろしくお願いいたします。

軽井沢に転居してから早くも5年の月日が経とうとしていますが、この冬はこれまででは考えられないくらいの暖かさになっています。

最近までずっと、日中の気温が氷点下にならない日が続いていましたし(-10℃になることもあるのに)、雪も全然降りません。降ってもすぐに溶けてしまいます。

暖冬なのは気持ちもほぐれて身体もラクですし、灯油代もかからず助かることは助かるのですが、やっぱり何かピリッとしません。

冬のピンと張り詰めた空気や澄み渡る空、静寂な枯れた山の匂い。そういったものが感じられないと、なんだかつまらないのです。大寒波や大風雪には決してならないでほしいですけれど…。

そんな暖かな冬ですが、先日あたりから気温がぐっと下がってきました。

これからしばらくは冬らしい日が続くという天気予報が出ています。良かった良かった。

朝晩には窓辺や玄関のヒヤッと感が増してきたので「そうそう! コレコレ!」と、ちょっと嬉しい気分になっています。

すぐにストーブを焚いて家中をホカホカするんですけれどね。

ポカポカの太陽に誘われて、午後のお散歩へ

昨日(1月23日)はまさにポカポカ陽気。太陽はキラキラ、気温は5度と過ごしやすいお天気でした。

すっかり軽井沢の気候に慣れた私は、薄手のダウンで大丈夫なくらいです。

そんなお天気に誘われて、のんびりお散歩へと出かけました。

雪も氷もない雲場池

普段ならば氷や残雪などが目につき、張り詰めた空気が立ちこめている雲場池。

冬ならではの情緒を楽しんでいるはずが、ただただ穏やかな池の畔。

陽射しが暖かいので「春なのかしら?」と思ってしまいます。

お正月期間は多かった観光客も大分と減ったみたい、人はまばらでとっても静かです。

池の入り口がかなり泥濘(ぬかる)んでいます。

この場所は地面の中に霜柱ができたりして土が凍りつき、冬の間はカチカチになっている場所。暖かいので霜が溶けてしまっています。

歩いているうちに、どんどん心と身体がリラックスしていきます。

強い太陽光線のおかげで陰影が美しい。抜けるような青空が気持ちいい。

キラキラと輝く水面を見ていたら、

〜肩の荷をおろす〜

という言葉が頭の中に浮かできました。

「あれもこれもやらなきゃ!」「あれもこれも気になる!」と欲張りすぎて疲れてしまう自分を手放して、肩の力を抜いて動いてみよう。

なんてことを思いながら森の方へと歩を進めます。

森を抜けて

雲場池の中程から森へ抜ける、この小道がお気に入り。一部木道になっているこの雰囲気が好きなんですよね。

近づく度に等間隔で距離をとる小鳥たちの姿を目で追いながら、森の小道を歩きます。

いつも見かける野鳥はシジュウカラ・ヤマガラ・コガラ・エナガ・コゲラ…

私の推し小鳥はコガラです♪ 

別荘や木々の隙間から見える空。

少し暗いところにいるせいか、空のブルーがより鮮やかに目に映ります。

最後はいつもの矢ヶ崎公園へ

軽井沢駅から程近く、我が家からもご近所の矢ヶ崎公園。毎日のように散歩にいくスポットです。

水辺の向こうに離山と浅間山や桂の並木、大賀ホールなどを望む風景にいつも癒されています。

この日は少し雲がかかっていたけれど、浅間山がよく見えました。

ちょっと雲がかかって見えずらいですが、真新しい雪の帽子をかぶっています。

雪が積もりたて浅間山を見ると毎回思うのは、「粉砂糖をかけたガトーショコラみたいで美味しそう♪」ってこと。

池の水の凍結具合で寒さの程度が見た目でも分かります。

今はまだ一部に薄氷が張っている程度。

凍っている箇所といない箇所の質感の違いがマーブル模様のように見えるのが面白い。

氷の上をよく見ると所々に雪の結晶のような柄がありました。

「何かなぁ?」と見てみたら、落ちた木の枝の影響でできたものみたい。

その時々に自然が作る造形がまた面白い。

軽井沢の雪景色もご紹介

この冬はまとまった雪が降っていないので、しばらく白銀の軽井沢を見られていません。

降ると何かと大変な雪ではありますが、雪の風景は息を飲む美しさです。

まだまだ雪に慣れていないせいか、雪が降り出すとドキドキ・ソワソワ。

特に雪がたっぷり積もった翌朝は、いつもより早起きさん。雪かきをしたら、すぐに散歩へ出かけます。

真冬に降る雪はふわふわでサラサラ。

↑これは軽井沢に住み始めてすぐの頃、はしゃいで撮った写真です。ふんわり具合、伝わりますか?

雲場池の雪景色

白と青の世界。

冷え切ってピーンと張り詰めた空気、神秘的な美しさ。忘れられない風景です。

時間が経ってもサラサラしているパウダースノー。

グキュッグキュと柔らかい雪を踏みしめる感触がたまりません。

ハラハラと雪が舞い落ちる風景。これがまた素敵なんです。

メルヘンチックな散歩道

絵本の中の住人になった気分になれる散歩道。寒さも忘れてズンズン歩きます。

可愛くて思わず撮影。白い帽子のサルノコシカケ?

雪と氷の矢ヶ崎公園

雪と氷の白銀の世界に絵の具を溶かし込んだような青空。いつも見ている景色が、まるで違って見えるのです。

いい大人なのに、子どもみたいにはしゃいでいます。

雪降る夜の公園。
街灯の光が幻想の世界を作り出します。


今夜は-7℃まで気温が下がりました。これから2月に向かって一年で一番寒い時季に入ります。

皆様も部屋も身体も暖かくして、健やかに冬をお過ごしくださいね。

今年はどんな風景が見られるでしょうか。厳しくも美しい冬の到来が楽しみです。


ここまで読んでくださったあなたに感謝を込めて… よい一日を。

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