夏の軽井沢でモーニング♪ カフェ涼の音と旧軽井沢さんぽ

夏の軽井沢の朝は、ひんやりとした空気と緑の香りに包まれていて、思わず外に出たくなります。

そんな気分に誘われて、この日は散歩ついでに朝ごはんを食べに行くことにしました。

向かったのは、旧別荘を改装したレトロな建物が魅力の「旧軽井沢Cafe 涼の音」。

国の登録有形文化財にも指定されている、静かな森の中のカフェです。

ちなみに軽井沢では、朝ごはんを外で楽しむスタイルが人気で、早朝から開いているカフェも少なくありません。

爽やかな朝を味わえるのも旅の魅力のひとつ。そんな朝ごはんのあとは、緑の小径をのんびり散歩して、夏の軽井沢を満喫しました。

どうぞご一緒に、この日の澄んだ空気感を楽しんでくださいね。

「旧軽井沢Cafe 涼の音」で朝ごはん

この日向かったのは「旧軽井沢Cafe 涼の音」。

もう十年以上前に朝ごはんをいただいたことがあり、その頃からすでに“軽井沢の朝ごはんブーム”は始まっていて、開店前には人が並んでいたのをよく覚えています。

その後もお茶やランチで訪れることはあったけれど、モーニングは本当に久しぶり。

お盆休みが終わった平日の朝、9時半ごろに着くと並ばずに入れて、思わずほっとしました。

午前中だけの短いお休みでしたが、「せっかくなら旅行気分を味わいたいね」と、夫と一緒に朝ごはんを楽しむことにしました。

昔ながらの軽井沢の趣を残すレトロカフェ

朝からお客さんでにぎやか。やっぱり人気なんだなぁ

軽井沢らしい“朝ごはん文化”と人気の理由

軽井沢では、朝ごはんをお店で楽しむのがすっかり定番になっています。

朝7時や8時から営業しているカフェやレストランも多くて、爽やかな空気の中でいただくモーニングは、軽井沢ならではの過ごし方。

ボリューム満点のモーニングプレート、焼きたてパンや限定フレンチトーストや健康的なアサイーボウル…。選ぶ楽しさもあって、旅の朝を少し特別にしてくれるんですよね。

建物や庭の雰囲気ごと楽しめるのも、人気の理由のひとつだと思います。

そんな軽井沢の朝ごはん文化を代表する存在が、この「カフェ涼の音」です。

旧軽井沢のレトロな別荘と苔庭

しっとりとした苔の庭でいただく朝食もステキ!

古い別荘を改装したレトロな建物は、国の登録有形文化財にもなっています。

まるで昔の文人が避暑に訪れていた頃へタイムスリップしたみたい。

苔むした庭は雨上がりにしっとりと輝き、テラス席からはリスが顔をのぞかせることもあるんです。

窓の外に緑が広がる、趣ある店内

私たちは今回は店内で。

アンティークの椅子やテーブル、ステンドグラスの窓、暖炉…。どれも雰囲気があって、落ち着いた空気にすっぽりと包まれいくようです。

昔を残したステンドグラスの窓
暖炉とアンティーク家具のある一角
国の有形文化財・旧軽井沢ハウスとは?

「旧軽井沢Cafe 涼の音」が入っている建物は、明治時代の旅籠を再利用した“前期軽井沢バンガロー”と考えられています。

弁柄色の板壁に切妻屋根をのせた木造二階建。居間には浅間石の暖炉が残り、廊下の造りやステンドグラスの窓も当時のまま大切に受け継がれています。

所有者のひとりであった松方春子さんは、明治の元首相・松方正義の孫にあたり、後に駐日アメリカ大使エドウィン・ライシャワー夫人となった方。 1970年代には作家の森瑤子もここで執筆や避暑をしていたそうです。

こうした歴史を重ねてきたこの別荘は、2013年(平成25年)に国の登録有形文化財に指定されました。

今はカフェとして生まれ変わり、多くの人に親しまれています。

古き良き別荘が、こんなふうに愛され続けてるってすごいなぁ

限定フレンチトーストとモーニングセット

宝石みたいにきらめくフルーツが可愛い

朝食メニューはいくつかのセットがあって、スープやキッシュ、ハムやパテが添えられたプレートなどから選べます。

ドリンク付きで1,800円〜。ブレンドコーヒーがおかわり自由なのも嬉しいポイント。

そして、一日10食限定のフレンチトーストは、涼の音の名物です。

野菜のキッシュがメインのモーニングセット、パンは別皿で提供

夫は「モーニングセットB(野菜のキッシュとサラダ、パン)」を。

私は限定のフレンチトーストとアイスコーヒーをいただきました。

フレンチトーストは見た目も可愛らしく、甘さ控えめで軽やか。朝にぴったりの優しい一皿でした。

どちらもボリュームは控えめですが、この空間でいただくからこそ特別に感じられます。

お店で食べる朝ごはんは、ちょっとした旅行気分♪

カウンター席から苔庭をのぞむ

夏の旧軽井沢さんぽ|苔庭と小径を歩く

朝ごはんをゆっくりいただいてレトロな空気に浸ったあとは、気分もすっかり晴れやかに。

まだ午前中の透明感ある光が広がる旧軽井沢を、そのまま歩いて帰ることにしました。

まずはお向かいにある室生犀星記念館のお庭へ。

ここは相変わらず苔の海が美しくて、いつ見ても見惚れてしまいます。

室生犀星記念館の見事な苔庭

涼の音と記念館の前の道は「犀星の道」と呼ばれていて、車が一台通れるかどうかという細い小径。

緑に包まれたその景色は、とても美しくて歩きたくなる道です。

しっとりとした緑に包まれた小径、犀星の道

少し遠回りして万平ホテルのある万平通りの方へ。

夏の観光シーズンで車通りが多かったので、普段あまり歩かない別荘地の小径にも入ってみました。

堀辰雄『美しい村』にも登場するフーガの道

昨日の雨がまだ残っていたのか、どこかしっとりした空気。強い日差しは高い木々が遮ってくれて、木陰に入るとひんやり心地よい。日向ではやっぱり夏らしい暑さを感じます。

小径に残った水たまりに、森の緑が映り込んで

夏にたびたび降る夕立のおかげで、緑がいっそう元気に

散歩のゴールは、いつもの矢ヶ崎公園。ここから浅間山を眺めるのが私の小さな習慣です。

この日は霞んでいて 浅間さん(=浅間山) の姿はうっすらでしたが、公園の桂並木が少し赤みを帯びていて、季節はもう秋へ向かっているのだなぁと感じました。

矢ヶ崎公園から望む浅間山

朝ごはんの余韻とともに歩いた旧軽井沢の道は、光も風もやさしく感じられました。

残り少なくなった軽井沢の夏を心いっぱいに、まさに 避暑地の夏の真骨頂の朝を味わいました。

そういえば、ここ最近は朝食を食べに出かけることが減っていました。でもやっぱり気持ちがよくて、これからはもっと足を運びたいなとあらためて思います。

お気に入りのお店も、気になりながらまだ行けていないお店もたくさん。そんな軽井沢の朝ごはんスポットを、これから少しずつご紹介していきますね。

旧軽井沢Cafe涼の音
📍 住所:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢972
🚶 アクセス:JR軽井沢駅から徒歩約30分、タクシーで約5分
🕒 営業時間:9:00〜17:00(朝食メニューは9:00〜11:00)
📅 定休日:水曜(季節により変動あり)
🅿️ 駐車場:なし
🗺️ Googleマップで見る
🔗 公式サイト


ここまで読んでくださったあなたに感謝を込めて… よい一日を。

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