6月の中旬、梅雨の始まりと歩調を合わせるようにバラが咲きはじめました。
冷涼な軽井沢では7月中旬まで楽しむことができるんですよ。
町内の邸宅や施設の庭先では優美なバラ、散歩道では可憐な野バラが。
その美しい姿と香りは、雨の季節であっても晴れやかな気持ちにさせてくれます。
私は子どもの頃からバラ園に行くのが好きでした。
きっと花が好きだった母の影響なのでしょう。
家族で「神代植物公園のバラ園(東京都調布市)」へ毎年のように出かけていたことは、良き思い出です。
「子供の頃に好きだったものを、数十年経った今になって改めて好きになっているよなぁ」と、ふと思います。
そんなこともあり、バラが満開になったニュースを知るとウキウキ・そわそわ。
すぐにでもバラ園に行きたくなってしまうんです。
今回は軽井沢で屈指のバラの名所「軽井沢レイクガーデン」をご紹介。
泣き出しそうな空模様の午後、一人静かに庭園散歩へと車を走らせました。
この日の空色は?
(6月23日 レイクガーデンにて)
梅雨らしいどんよりとした空。
午後3時までは曇り予報だったので、急いで来たのだけれど…。
バラが満開!「軽井沢レイクガーデン」
軽井沢の南、自然豊かな別荘地レイクニュータウンの中にある「軽井沢レイクガーデン」。
敷地面積は33,000㎡。広大な庭園にイングリッシュローズを中心としたバラが約400種類、宿根草が約300種類が植栽されています。四季折々の草花が鑑賞できるナチュラルガーデンです。
バラが見頃となるローズシーズンは6月中旬から7月中旬まで。
レイクガーデンの周辺からもバラの香りが漂っています。良い時期に来ることができました!
園内には湖を中心にした8つのガーデンエリアがあり、いくつもの架け橋を渡りながら回遊できます。
散策時間の目安は約1時間。
ですが、私はあまりのバラの見事さに2時間半(映画一本分だ!)も滞在していました。
<エントランス>
お花でいっぱいの入口ゲート♪
ロマンティックな世界観に胸が高鳴ります。
いざ、バラの園へ
もう少し天気がもってくれるかと思っていたけれど、チケットを買った途端に雨がポツポツ。次第に本降りに。
焦りましたが、受付で傘を貸していただけました。突然の雨でも安心して散策できますね。
「何故このタイミングで…」と、への字口になっている私に「雨とバラは相性が良いんですよ」とスタッフの方が声をかけて下さいました。それを聞いてニッコリする私。
これこれ!ビロードのようなバラの花びらには、宝石のような水滴がキラキラ。
それでいて少し儚げな美しさを感じられるのも、雨の日ならではですよね。
上からも下からも、バラに溢れる園内。あちらこちらから、ふんわり漂うバラの香りに包まれていきます。
雨の日はバラの香りが強く感じられるそう。
高い湿度のおかげで、香りの分子が空気中に長く留まってくれるから。
バラ園を訪れる度に「どの色のバラが好きかしら」と、取り止めもなく考えてしまう。
黄色系がイイなと思うことが多いけれど、この淡いピンクとブルーパープルの花色にグッときました!少しくすみのかかったニュアンスのある色に惹かれます。
↑その名も「レイニーブルー」。この日の情景にぴったり!
「そういえば、徳永英明氏の名曲レイニーブルーは軽井沢と縁のある曲なんだよね」。
そんなことが頭をよぎると、せつないメロディーが体の中を流れていきました。
夢見るようなガゼボの中で
湖の畔で、こんなロマンティックなガゼボ(東屋・休憩所)を見つけました。
中へ入るとこんな景色が。お姫様になったみたい〜
バラだけじゃない! 雨に濡れる美しき草花たち
降り出した雨はザーザーと激しくなったり、ようやく上がったかと思えば、またまたポツポツと降り出したり…。
ここからは、そんなお天気だからこそ見ることのできた美しい草花たちをご紹介します。
湖の一面を覆う水草に、たくさんの黄色い花「アサザ(浅沙)」が咲いていました。
小さいけれど鮮やな黄色い花は可愛らしく、とても目を引きます。
ハーブに囲まれた小径。
歩いているだけでハーブの香りが鼻をくすぐります。雨天でも気分は爽快!
足元にある草の葉もキラキラ。
雨露が美しい。
晴れの日のレイクガーデン
もちろん晴れの日のレイクガーデンも素敵ですよ。
これらはローズシーズンに入る少し前、バラが咲き始めたころの写真です。
(撮影日:2021年6月10日)
明るい太陽の下で爽やかな風が吹き抜けます。
緑が眩しい!
軽井沢レイクガーデンの情報
住所 | 長野県北佐久郡軽井沢町発地342−59 Map |
アクサス | <車>上信越道碓氷軽井沢ICより 約15分 <バス>軽井沢駅北口より軽井沢町内循環バス 東・南廻り線(外回り)、「ニュータウン入り口」停留所下車 |
開園期間 | 4/21〜11/5 ※開花状況により期間が変更する場合あり |
開演時間 | <通常>9:00〜17:00 <11/1〜11/7>9:00〜16:00 ※最終入園時間は閉園30分前 ※毎週水曜日はメンテナンス日として閉園1時間前 ※6/17・18・24・25、7/1・2・8・9のみ7:00開園 |
料金 | <通常>1,000円 <ローズシーズン6/12〜7/11>1,500円 時季によって変動あり、詳しくはHPで |
駐車場 | あり(普通車50台 ) |
TEL | 0267-48-1608 |
URL | https://www.karuizawa-lakegarden.jp |
「イレブンシス ティールームス」でリラックス
庭園をたっぷりお散歩した後は、お楽しみのティータイム。
時間を忘れて見入っていたので、いつの間にか喉カラカラです。
レイクガーデンに隣接する「イレブンシス ティールームス」さんへお邪魔しました。
こちらは手作りのスコーンやケーキ、本格的なフィッシュ&チップスが美味しいと評判の人気カフェです。
ローズシーズンということあり、店内は混み合っているようでしたが、午後3時を過ぎてからは落ち着いた様子。ゆったりと過ごすことができました。
貴族の領主の館を意味する庭園と一体化した建物「マナーハウス」の中にお店があり、全体が英国ムードで満ちています。
本日のスイーツいただきます!!
<ケーキセット>
この日は初めて「ヴィクトリアスポンジ」をいただくことにしました。
セットの「イレブンシズティー」がお供です。
スポンジは軽やかで、ふんわり・しっとりとしています。バターの香りがふわっと広がると、ホロリとほどけていく。
とても上品な味わいです。
まろやかなバタークリームはフレッシュ感のあるラズベリージャムの酸味と合わり、口の中が幸せでいっぱい。丁寧に手作りされていることが伝わってきます。
大きなマグにたっぷりのイレブンシズティーと一緒に味わうと、さらに幸せ感がアップ!
窓辺の席に座り、心の底からリラックス〜
「スコーン」と「フィッシュ&チップス」もご紹介
前回お邪魔した時の写真も、ご紹介しちゃいます。
どちらも看板メニュー。本場英国の味にこだわった本格的に作られていて(英国で食べたことはないのですが…)、他所で食べられないと思うほど美味しいんです!
カリッカリの衣がたまりません〜
晴れた日のテラス席は最高です。
まるでピーターラビットに出てくるみたい。素敵なお店です。
イレブンシス ティールームスの情報
住所 | 長野県北佐久郡軽井沢町発地342-59 レイクニュータウン内Map |
アクセス | <車>上信越道碓氷軽井沢ICより 約15分 <バス>軽井沢駅北口より軽井沢町内循環バス 東・南廻り線(外回り)、「ニュータウン入り口」停留所下車 |
営業時間 | 10:00~17:00(ラストオーダー16:00) |
定休日 | 火曜日 |
駐車場 | あり(普通車50台 ) |
TEL | 0267-41-6973 |
URL | https://www.elevenses-tea.com |
SNS | https://www.instagram.com/elevenses_tea/?hl=ja |
結局最後はケーキに夢中…。
そんな庭園散歩でした、が雨とバラの軽井沢を満喫して、豊かな時間を過ごすことができました。
雨の日でも晴れの日でも美しい「軽井沢レイクガーデン」はいかがでしたか?
たくさんの方に遊びに来ていただきたいオススメスポットです。
ここまで読んでくださったあなたに感謝を込めて… よい一日を。
次回は7月10日投稿予定