みなさま、こんにちは。
今日は、夏の記録を少しだけ。
安中市の「磯部簗」で鮎料理をいただき、帰り道に妙義山麓の「NITAY」へ立ち寄りました。
川の恵みと器のあたたかさに出会えた、やさしい夏の一日です。写真とともに、その日の思い出をお届けしますね。
磯部簗(いそべやな)|安中市で楽しむ夏限定の鮎料理
磯部温泉の名物・鮎料理専門店で味わう夏の風物詩

軽井沢から車で小一時間ほどの安中市・磯部温泉。
夏の間だけ営業する鮎料理の専門店「磯部簗(いそべやな)」があると知り、ずっと行ってみたいと思っていました。


店の前には提灯や幟が揺れ、入口では風鈴が涼やかに鳴っていて、まるで夏祭りのよう。
ずらりと並ぶ姿は迫力があり、香ばしい匂いに誘われて思わず足が止まります。
橋を渡って川沿いへ降りていくと、清流のほとりに大きな建物があり、外では串に刺さった鮎が炭火をぐるりと囲み、職人さんが丁寧に焼き上げていました。

炭火焼き・刺身・天ぷらまで!鮎づくしのランチ
遅めの時間に訪れたこともあって、すんなり窓側の席に案内していただけました。川のせせらぎを眺めながら、いよいよ鮎ざんまいのランチがスタートです。


広い駐車場を見ると、ピーク時はきっと混み合うんだろうな。
窓側の席に座れて、ラッキーでした♪

まずは鮎の天ぷら。
衣は軽やかで、なかの旨みをふんわりと包み込み、口に入れるとほろっと広がります。
次にいただいたのは鮎のお刺身。
少しコリッとした歯ごたえが心地よく、鯵のような味わいと爽やかさもあり、珍しい一品に感動しました。
充実した定食やセットメニューもありましたが、この日はあえて“鮎を楽しむために”気になる料理を単品でいくつか注文。どの皿も運ばれてくるたびに、わくわくが高まります。
夫は誘惑に抗えず、小鰻丼も。
結局のところ、鰻ってやっぱり美味しいんですよね。夫も大満足の様子でした。

そして、満を持して運ばれてきた鮎の塩焼き。
塩加減は絶妙で、皮は香ばしく、身はふっくら。鮎ならではの香りと旨みを存分に堪能しました。
子どもの頃は苦手で親に譲っていた鮎ですが、大人になった今は、その美味しさをしみじみと味わえるようになった気がします。

コレが食べたくてこのお店に来たけど、大満足!
名物「鮎の釜飯と鮎茶漬け」で二度楽しむ絶品ごはん

一番心に残ったのは、炊き立ての鮎の釜飯。炊きあがりまで20分ほど待って運ばれてきたご飯は、香り高く、滋味深い味わいでした。
中に入った鮎はふっくらとしていて、その旨みがご飯にやさしく染み込んでいます。まずはそのままいただくと、ほろりとした鮎とご飯の風味が広がり、なんとも幸せな味わい。
さらに鮎の出汁をかけると、旨みが重なってふくよかな美味しさに変わり、ついサラサラと食べ進んでしまいました。
夫は日本酒を追加注文。川の流れを眺めながら味わう鮎とお酒は、やはり格別だったようで、満足げな表情を浮かべていました。

食後は温泉街を少しお散歩。足湯は暑さのため断念しましたが、泉質が良さそうでした。
石畳の街並みを歩くだけでも旅情があり、軽井沢からこんなに近くに夏の風情を味わえる場所があることに驚きました。
妙義山麓 NITAY(ニタイ)|おしゃれなインテリアと益子焼の器
古民家リノベ空間に並ぶ作家ものの器と雑貨

「磯部簗」で鮎料理を堪能したあとは、車で15分ほどのドライブ。
富岡市にある器とインテリアのお店「NITAY 妙義山麓」へ足を運びました。
のどかな山里の道を走っていくと、大きな古民家のような建物が現れ、田んぼ越しに雄大な山並みが広がります。ガラス戸の向こうに灯りがこぼれ、入る前からわくわくする光景が目に入ります。


店内は天井が高く、落ち着いた雰囲気ながらショールームのように開放的。陶器やガラス、木工やかごなど、作家ものの手仕事が丁寧に並べられています。
どれもセンスにあふれ、素敵な世界観に心ときめき、眺めているだけで幸せな気持ちになりました。

ラントス・ティミーさんの益子焼|日常を彩るお茶碗と丼
ちょうど新しいお茶碗を探していた私たち。手に取ったのは益子焼の作家、ラントス・ティミーさんの器でした。
深みのある色合いと、手に馴染むしっとりとした質感に強く惹かれ、お茶碗と丼を揃えて購入することに。


丼は完全に衝動買いです。。。

家に帰って改めて眺めると、やっぱり素敵!
益子焼の陶器市に通っていた頃を思い出しながら、「この温かみが好きだな」と実感しました。
実は夫婦そろって器が好きで、焼き物に限らずガラスや漆器、木工などの手仕事にも惹かれます。夫婦で好みがぴたりと合うのも嬉しく、これからの食卓に並べるのが楽しみです。
妙義山のふもと、山里の景色とともにカフェタイム

お買い物のあとは、店主さんが淹れてくださるコーヒーをいただきました。
京都・平山珈琲の深煎りを使った一杯で、何気なく口に運んだ瞬間、ハッとするほどの美味しさ。
添えられたチョコレートと合わせるとさらに味わいが深まり、店主さんのおもてなしの心が伝わってくるようでした。

購入歴のある人は、喫茶を利用できるそうです
外に面した席に腰掛けると、目の前には妙義山の稜線が広がり、まるで絵画のよう。夏の風を感じながら過ごすひとときは、器選びと同じくらい、すてきな時間になりました。
軽井沢からほんの小一時間。鮎料理と器に出会えたひとときは、心に残る夏の思い出になりました。

磯部簗(いそべやな)|鮎料理専門店
📍 群馬県安中市磯部1-12-34
🚃 JR信越本線「磯部駅」から徒歩約7分
🚗 上信越自動車道「松井田妙義IC」から車で約15分
📅 営業期間:6月7日~9月23日(夏季限定)
🕒 営業時間
お盆期間(8/13~8/16):11:00~19:00(L.O.18:30)
※営業時間外の予約は延長対応可(人数制限あり)
🅿️ 駐車場あり
🥡 テイクアウトあり(焼き鮎弁当など)
🗺️ Googleマップで見る
NITAY(ニタイ)妙義山麓|手仕事のうつわ店
📍 群馬県富岡市妙義町菅原501-5
🚗 上信越自動車道「松井田妙義IC」から車で約10分
🕒 営業時間:不定期オープン(Instagramで要確認)
📅 定休日:不定休(Instagramにて告知)
🅿️ 駐車場あり
🗺️ Googleマップで見る
🔗 公式Instagram