気がつけば、もう9月。朝晩の風が少し涼しくなってきて、「あぁ、夏が終わるんだなぁ」なんて感じていました。
今年の夏もあっという間だったけれど、それなりに楽しめたかな。なかでも、わが家の夏の楽しみといえば―
北軽井沢の『羽生田農園』で出会える「幻のキャベツ419」と、採れたての高原野菜たち。
高原野菜が身近にある暮らしの中でも、『419』の美味しさは特別なんです。
夏の収穫が始まると、「待ってました〜!」とばかりに、車を走らせるのがわが家の恒例。
そんな『419』の美味しさと、わが家の夏の楽しみを、今日はお届けできたらうれしいです。
幻のキャベツ『419』とは?
幻のキャベツ『419』をご存じでしょうか?
群馬県・嬬恋村で育てられている、とても希少なキャベツです。
痛みやすくて栽培が難しいため、市場にはあまり出回らず、主に農家さんの直売所などでしか手に入りません。
そのことから “幻のキャベツ” と呼ばれるようになったのだそう。


『419』は、品種開発中の試験番号なんだそう。
名前が決まる前に人気が出て、そのまま定着したんですって。
私が『419』に初めて出会ったのは、2年前のこと。『エクシブ軽井沢』のマルシェで見かけたのがきっかけでした。
「これは最高のキャベツなんですよ!」
そう声をかけてくれたのは、『羽生田農園』のスタッフさん。
「少しでも傷がつくと黒ずんでしまうので、流通にはほとんど乗せられないんです」と、教えてくれました。
それならば… と購入してみたところ、ひと口食べてびっくり!
こんなに瑞々しくて甘いキャベツは、初めてでした。
厚みのある葉は、やわらかくてシャキシャキ。まるでレタスかのような食感で、キャベツ特有のクセもなく、甘みがぎゅっと詰まっています。
生で食べるのがいちばんのおすすめですが、加熱しても美味しさは抜群!
我が家ではまず、サラダやコールスローで味わってから、炒め物やスープなどでも楽しんでいます。
『419キャベツ』を求めて、羽生田農園の直売所へ
『419キャベツ』を育てている「羽生田農園」さん。
その直売所『羽生田売店 高原野菜直売所』は、夏の間(例年7月〜10月ごろ)だけの期間限定オープンです。
夏が近づくと、まずはSNSで営業日や入荷状況をチェック。『419』の情報を見つけたら、「待ってました!」とばかりにお買い物へ出かけます。
※2025年の営業開始は【7月12日〜】とのこと。
営業日や入荷状況は、SNSなどで最新情報をご確認ください。

軽井沢から車でおよそ30分。
さらにひんやりとした空気に包まれる北軽井沢(群馬県・嬬恋村)へ向かいます。
深い森と澄んだ空気が広がる場所で、思わず深呼吸したくなるような心地よさです。


さて、『419』はどこかな〜♪
宝石のような野菜たち
すぐに『419キャベツ』を発見!
見た目は一見、ふつうのキャベツと変わらないけれど、その美味しさを知っている私は、もうキラキラに見えてしまいます。
たっぷり楽しみたいので、今回も2個を購入。デリケートなお野菜なので、そっとやさしくカートへ。


他にも、毎年のお楽しみ――夏のごちそうがずらり!
甘くてプリップリの朝採れ「とうもろこし」は、やっぱり外せません。
高原レタスやナス、ズッキーニ、完熟トマト… 品種も豊富で、選ぶのが楽しくなってしまいます。



売り場の奥には、フード販売もしているカフェスペースもありました。
まだいただいたことはないのですが、『419』を使ったサンドウィッチが人気のよう。
これはもう、美味しいに違いありませんね♪
羽生田売店 高原野菜直売所
📍群馬県吾妻郡嬬恋村鎌原1053-985
🚗 上信越道 碓氷軽井沢ICから車で約40分
🕒9:00〜16:00(夏季のみ営業)
📅 定休日:営業期間中も不定休(SNS等で要確認)
🅿️ あり
『羽生田農園』さん以外にも、嬬恋村や周辺の直売所で『419キャベツ』を扱っている直売所もあるようです。お近くに立ち寄る機会があれば、ぜひ味わってみてくださいね。
また、『419キャベツ』は羽生田農園さんの公式オンラインショップでも購入可能です。
📢『419キャベツ』は、ふるさと納税の返礼品としても申し込むことができます
ご自宅で味わいたい方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
🔗 Amazonふるさと納税で『419キャベツ』をチェック(PR)
※リンクはアフィリエイトを含みます。在庫状況や時期により内容が変更される場合があります。
美味しくいただきましょう!
たっぷり買い込んできた高原野菜たちを、テーブルの上にずらりと並べて、まずは記念撮影📷✨
どれもこれもツヤツヤと輝いていて、おいしさが伝わってきます。
しかも嬉しいことに、お値段もとっても良心的なんです。

とうもろこしは、バイカラーが可愛い『ドルチェトウモロコシ』と、黄金色がまぶしい『めぐみトウモロコシ』の2種類を購入。
どちらも一粒一粒にハリがあって、プリップリです。


『ドルチェ』は上品で爽やかなお味、対して『めぐみ』はコクがあって濃厚な味わい。

どちらもビックリするほど甘くて美味しい!!
食べきれなかった分は粒をほぐして冷凍しようと思っていたのですが… その前に全部食べ切ってしまいました(笑)。冷凍保存計画は次回へ持ち越しです。

トマトは、完熟の『サンロード』と、ちょっぴり不格好な「お徳用トマト」を。
『サンロード』はまずひとつ生で味見して、残りはコトコト煮込んで自家製トマトソースに。
パスタなどに使えば、甘みと旨みがぎゅっと詰まった味わいになります。完熟トマトで作るソースは、ほんとうに、ほっぺが落ちそうになりますよ〜。
『419キャベツ』は夏限定“ミヨシ家特製お好み焼き”に
どのようにいただいても美味しいキャベツですが、我が家で外せない定番メニューがあります。
それが「ミヨシ家特製お好み焼き」。
家族で受け継いできた作り方を参考に、我が家なりに工夫を加えた“特製レシピ”です。
そしてこのお好み焼きに『幻のキャベツ 419』を使うと、いつも以上に、格別の一枚に仕上がるんです。
これを食べたくて『419』を買いに行っている… というのは少し大げさかもしれませんが、それくらい大好きな味なんですよね。
さて、何が“特製”かと申しますと―
広島風お好み焼きを、あえてヤキソバなしで作るところ。
生地は控えめに、キャベツはたっぷり。蒸し焼きにすると、キャベツの甘みがふわっと引き立って、とっても美味しいんです。
では、さっそく調理スタート♪

美しい断面。水滴が光るほど、水分たっぷり!

キャベツは、ザックリ切るのが我が家流。
切られたキャベツの厚みとハリと瑞々しさ、伝わりますか?

「これでもか!」というくらい、山盛りに。

薄くひいた生地の上に、大量のキャベツ・豚ひき肉・紅生姜・揚げ玉をのせて、卵をポトリ。
仕上げにお玉半分の生地を回しかけます。夫いわく「生地の配分は下4:上1がコツ!」とのこと。

気合いを入れて、クルリとひっくり返すと、こんな感じ。
もう少し焼けば完成です。

出来ました〜!!
青のりと鰹節ふわりとかけて、いただきます〜♪
ソースも良いですが、「やっぱりカラシ醤油が一番おいしいよね〜」と、夫婦で満場一致でした。
キャベツがしっとり甘くてシャキシャキしてて、たまらない美味しさなんです。

ちょっとサッパリ系のお好み焼き、いかがですか?
ここまで、思うままに綴ってきましたが… 高原野菜の魅力、少しでも伝わっていたらうれしいです。
私の住む軽井沢町も、嬬恋村やその周辺に負けないくらい、高原野菜の美味しい土地。
なかでも『霧下野菜』と呼ばれる、霧や湿度の恩恵を受けて育った野菜たちは、やわらかくて甘みがあり、瑞々しさが魅力です。
朝晩の気温差や霧に包まれて育ったレタスは、「やっぱり軽井沢のが一番おいしいんじゃないかな?」と密かに思っているほど。
今後は、そんな軽井沢の『霧下野菜』についても、少しずつご紹介していけたらと思っています。