きょうは、お昼前の雲場池を歩いてきました。
4〜5日前に立ち寄ったときは、あまりの人の多さにすぐ引き返してしまったのですが、きょうはその頃よりずっと落ち着いていて、ようやく水辺の空気をゆっくり味わえました。
空は晴れているものの雲が多く、太陽が出たり隠れたり。
陽が陰ると、ほんの少し冬の気配を感じるような冷たさがあり、日が差すとほっとする暖かさが戻ってきます。
雲が水面に映り込む瞬間もあって、雲場池という名前に似合う、やわらかなリフレクションの景色が撮れました。

今年の紅葉は、色づきの進み方が場所によってまちまちで、一気に鮮やかに染まるというより、深い赤や黄色、まだ浅い色が重なって、場所ごとに違った表情を見せていました。

華やかさは少し控えめでしたが、そのぶん秋をいつもより長く楽しめているように思います。
池のまわりも少しずつ色が褪せ、落葉が増えてきました。

それでも、赤やオレンジのモミジがまだしっかり残っていて、水面に揺れる色合いがやわらかく目に映ります。
見頃の華やかさとはまた違う、深まりゆく秋ならではの美しさです。
そして、ふと目線を上げると、カラマツの黄葉が黄金色に輝いていました。

モミジやドウダンツツジの赤が落ち着くころ、秋の色は少しずつカラマツの色へと移っていきます。
日に日に秋が深まり、季節はまもなく冬へ。
紅葉の終盤を、今年もまたしみじみと眺めながら歩いてきました。
ちょっと寂しいなぁ…。
冬も好きだけど、秋の終わりはしんみりしますね。
📅 撮影日:2025.11.15

