朝の光と白い花と

梅雨らしくない6月があっという間に過ぎ、7月が始まりました。

こちらではまだ梅雨が続いているようですが、空は晴れて、気温も高くて――もう夏が来たみたいな日々が続いています。

それでも「7月に入った」と思うと、いよいよ夏が来たんだなぁと、心のどこかがふっと熱を帯びるような…

なんでしょう、夏休みが始まる前のワクワクに少し似た気持ち?

そんな気分に背中を押されて、今朝は久しぶりに早起きして、朝の散歩へ出かけてみました。


外に出ると、ひんやりとした空気が心地よくて、陽ざしもまだやわらか。

透き通るような朝の光が、いつもの風景をより繊細に、美しく見せてくれます。

この時間だけの特別な空気に包まれると、早起きしてよかったなぁと思えてきます。

ゆっくり歩く時間はなかったけれど、少し早足でいつものコースを。

矢ヶ崎公園から雲場池をぐるりとまわって、ふたつの水辺をひとまわりです。

矢ヶ崎公園では、朝の光が木々をやさしく照らしていて、清々しい空気が広がっていました。

道ばたでは、白いヤマアジサイがあちらこちらで花を咲かせていて、通りをふちどるように風にゆれています。

この花を見ると、夏が来たんだなぁと感じるようになりました。

高原の風景によく似合う、涼やかで、どこか奥ゆかしい花です。

庭先では、夏椿の花が咲いているのを見かけました。

ころんとした白い花びらに、黄色がふんわり。かわいらしくて、どこか風流な雰囲気が好きです。

木の上では、ヤマボウシの花もまだ元気に咲いています。

そんな白い花たちが、軽井沢の夏には、やっぱりよく似合います。

📅 撮影日:2025.7.1

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