6月のはじめ、夫の仕事の山場が無事に終わった日の夜。
この2ヶ月、ちょっと大変だったので、ささやかな打ち上げディナーへ行ってきました。
とっても美味しかったので、「これはぜひ紹介したいな」と思いながら、その日のことを思い出しています。
向かったのは、旧軽井沢銀座通りの奥にある「うなぎ四代目菊川」。
今年の4月2日にオープンしたばかりのお店で、実はその開店日にも、偶然前を通っていたんです。
炭火の香りが通りまでふわっと漂ってきていました。
あの日から、いつか行きたいね、と話していた念願のお店です。
こちらのお店は、名古屋のうなぎ問屋が手がける関西風の炭火焼きうなぎ専門店。ちょっと珍しい「直焼きスタイル」。
ちょっとお疲れ気味だったうなぎ好きな夫の目がキラリと光り、私もちゃっかり便乗してごほうびごはん。わくわくしながらこの日を迎えました。
予約して出かけた土曜の夕べ。テーブル席はほぼ満席、カウンターにもしばらくするとお客さんが。
2階には個室もあるそうで、静かに食事を楽しむ方の姿がちらほら。
落ち着いたモダンな空間でゆっくり食事が楽しめそう。期待がぐっと高まります。


案内されたのはカウンター席。
目の前でうなぎが焼かれていく様子をライブで見られる特等席です。
炭火の上で、職人さんが大きな一本うなぎを何度も返しながら、じっくりとそして豪快に焼いていきます。

香りと火のゆらめきに包まれて、どんどん食欲が高まっていきます。
ふわっと広がる炭火の香ばしさに、思わずクラクラしてしまいました。

私は「蒲焼 一本重」を、夫はちょっと豪華に「軽井沢御膳」。
うなぎの蒲焼に加えて、天ぷらやお造りもセットになった、特別な日のごちそうです。
さらに、「鰻巻き」も追加。
ふんわり玉子に包まれた香ばしいうなぎ… これって、なんでこんなに幸せな味なんでしょう。

「蒲焼 一本重」がやってきました。

頭から尻尾まで一本まるごと、すごい迫力です。
外側はカリッと香ばしくて、中は驚くほどにふっくら。
肉厚の身は、とろりととろけるようなやわらかさで、炭火の香りとともに旨みが口いっぱいに広がります。

カリカリなのに、ふわふわ!
新しいうなぎ体験に感激♪
関東風のとろけるうなぎも大好きだけど、しっかり焼かれたこの関西風にはまた別の魅力が。
「うなぎは魚なんだって改めて感じるね」なんて言い合いながら、ひと口ずつ味わいました。
香ばしく焼かれた身の味わいと、凝縮された旨みの重なりに、すっかり夢中になってしまいました。

テーブルの上には「追いダレ」用のうなぎのタレが置かれていて、好みに合わせて追加します。
そして驚いたのは、山椒が2種類も用意されていたこと。
ひとつは一般的な粉山椒。そしてもうひとつは、丸ごとの粒山椒をミルで挽くスタイル!
挽きたての山椒は、華やかでピリピリッと痺れる辛味と、爽やかな香りがふわっと広がって─ 香ばしいうなぎの美味しさが、さらに豊かに感じられました。
粒山椒、すっかり気に入ってしまいました。

タレはさらりとしたタイプで、ほんのり甘みがありながらもすっきり。
ご飯は少しかためでしたが、たぶん軽井沢の水や気候も関係しているのかな。
口に運ぶたびに幸せな美味しさを噛み締めながら、最後までペロリといただきました。

大満足のボリームでしたが、ペロリ。心もお腹も満たされました〜
夫が頼んだ「軽井沢御膳」はさらにボリュームたっぷりで、どのお品も完成度が高くて、一品一品に満足感がありました。
特にお刺身は絶品だと喜んでいました。



「次はひつまぶしで楽しみたいね」と夫婦で意見が一致。
初回なのでうな重をしっかり味わいたかったけれど、炭火焼きのカリカリ感は、たしかにひつまぶしにもぴったり合いそうです。
軽井沢でこんな本格的な関西風うなぎが味わえるなんて、すごいこと。
山の中でいただくうなぎ、なかなか良いものですね。

店長さんによると、ディナーよりもランチのほうが比較的空いているそうですよ!
またひとつ、軽井沢でお気に入りのお店ができました。観光の方にもぜひ味わってみてほしいなと思います。

軽井沢 うなぎ四代目菊川
📍長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢688-3(旧軽井沢銀座通り)
🚗軽井沢駅から車で約6分/🚶徒歩約25分
🕒 営業時間:11:00〜15:00、17:00〜21:00
📅 不定休(公式サイト・予約ページで確認を)
🅿️駐車場あり(台数に限りアリ)
🚭 全席禁煙
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